こだわりいちごの紹介園の紹介

大住いちご園のこだわり

一粒一粒のいちごを 真心を持って慈しむ
いちごたちの魅力を最大限に引き出して
そのままお届けしたい
   

“ ハサミで収穫” にこだわる理由

呆れるほど非効率
いちご農家がハサミで収穫していると言えば、呆れられることも多いです。
時間がかかる。手間がかかる。
ただでさえ膨大な作業時間が必要ないちご栽培において、とても非効率な収穫方法だと言われれば、その通りだと思います。
いちごを傷つけないために
いちごの果実はとても繊細です。
少しの圧力で簡単に傷ついてしまい、見た目はもちろん、味や食感、日持ちに大きく影響します。

私たちのいちごをそんな悲しい姿にしたくないと考えました。
大切に育てたいちごだから
いちごにはできるだけ優しく触れ、負担をかけないようハサミを使う。
運ぶときも慎重に、梱包も丁寧に。
大切に育てたいちごを傷つける可能性をできるだけ省き、いちごの魅力を最大限に保った状態で皆様にお届けしたい。
きっといちごたちも喜んでくれているはず
そう信じています。

自然( 虫たち) と共に

花の受粉にミツバチ
一面に咲いたいちごの花を上手に受粉してくれるのはミツバチたちです。
働き者の彼らは、次から次へと花を巡りくるりとまわって受粉を手伝ってくれます。
ミツバチ無しではいちご栽培は成り立ちません。
害虫退治に天敵(虫)
いちごを美味しく育てるには株が健康でなければいけません。しかしそれを邪魔するやっかいな存在がいます。
「ハダニ」や「アブラムシ」という害虫は植物に寄生して、栄養を吸いとります。
寄生された植物は栄養を得られず弱っていきます。
これでは美味しいいちごが育つことができません。
大住いちご園ではこれらの害虫駆除において天敵生物に活躍してもらっています。
天敵生物とは害虫を食べてくれる生物のことです。
食物連鎖を利用して自然のサイクルの中で害虫駆除を行います。
害虫を退治するのも生物なので、環境に対する影響、各種残留問題、人に対する毒性の心配がありません。

安心して食べられるいちご作りを目指して、自然と上手に共生していきたいと考えています。

いちごを育てる

高設システム栽培
地面ではなく高い位置に土のベッドを作っていちごを栽培する「高設システム栽培」を
採用しています。
高設システム栽培にはさまざまなメリットが
あります。
《まずひとつは “いちごに優しい” こと》
いちごはとても繊細なので、土やマルチに直接触れるとその部分から傷みを生じることがあります。
ハウス内が暖かくなりマルチが熱を持った場合、熱による傷みも加えられます。
高設システム栽培ではいちごが空中にぶら下がっているので、それらの影響を受けません。
また土やマルチに触れないことで衛生面でも優れた環境でいちごを育てることができます。
《もうひとつは “人間に優しい” こと》
胸の高さに栽培ベッドがあるので、腰をかがめず作業することができます。
いちご狩りではお客様が摘み取りやすい位置にいちごが並んでいて、平らな通路は車椅子やベビーカーでも通ることができます。
株(苗)作り
美味しいいちごを作るためには、その母体である株が健康でなくてはなりません。
実が育つためには株に相当な負担が掛かり、それに耐えられる強さが必要だからです。
株の状態はいちごの品質に直結します。また貧弱な株の場合病気にかかりやすくなり、安全安心ないちご作りに影響します。
大住いちご園では強く健康な株を作るために、土壌からの栄養に加え「カルシウム」「ミネラル」「アミノ酸」などの栄養素を葉面散布しています。
根から吸収しづらい栄養を葉面から補うことで、植物をバランスが取れた栄養状態にすることができます。
育苗の段階から葉面散布を行い強健な苗作りに取り組み、定植前には厳しい選抜をしています。
土作り
元気な株を育てるため元気な根張りを促進する土作りをしています。
保水・透水性が良い土壌環境を整えるとともに、「菌根菌」環境を強化しています。
菌根菌とは植物の根に付く菌類のことです。
土壌中に張り巡らした菌糸からリン酸や窒素を吸収して宿主植物に供給し、代わりに植物が光合成により生産した栄養を取り込みます。
菌根菌と植物は共生関係となって、互いの生育に良い相乗効果を生みだします。
いちごにとっては土壌から吸収しづらい栄養を取り込みやすくなる効果があります。
根張りが良くなり、病気への耐性も強くなります。
有機肥料
大住いちご園では肥料のひとつに「有機肥料」を取り入れています。
有機肥料はゆっくりじっくりと植物に浸透していき、健康な株の育成やコクのある味わいに効果を発揮します。
単一の肥料を施肥するのではなく、状況に応じて肥料を変更またはブレンドすることにより、株の健全化と食味の向上を目指しています。

育てているいちごたち

いちごには沢山の品種があって
ひとつひとつが本当に個性的。
その魅力に触れて、お気に入りのいちごを
見つけてください。

さちのか
鮮赤色の果皮に淡赤色の果肉。
甘みと酸味のバランス、
果肉の食味が抜群です。
果皮が硬く日持ちに優れます。
とても優秀なので徳島では定番品種です。
当園では主に販売用ですが、
いちご狩り用にも一部栽培しています。

おいCベリー
数あるいちごの品種の中でビタミンCの
含有量が最も多いそうです。
酸味と甘みのバランスで
味が濃く感じられます。
風味は独特、小粒の完熟がかなり甘いなど
語り尽くせない面白さがあります。
いまでは大住いちご園いちご狩りの
顔になりました。

紅ほっぺ
大粒で香り高く、完熟になると
濃厚な味わいになります。
果皮は柔らかいですが、
果肉は結構しっかりしています。
いちご狩りの品種として人気があり、
多くの農園さんで栽培されています。

かんなひめ
少し小さめ、淡い赤色で
コロコロした姿が可愛らしいです。
果皮は硬く、日持ちに優れます。
酸味が少なくて、優しい甘みを味わえます。
花びらがフリル状態なのも
お姫様っぽくて可愛らしいです。

あまえくぼ
果皮は淡い赤色です。
白っぽくなりやすいですが、熟れていない
わけではなく、味にコクがあります。
酸味が少なく、甘みが深いです。
独特のしっかりした感触があります。
柔らかいため、地産地消向きです。

やよいひめ
その名の通り、3月ごろから
魅力を発揮する品種です。
明るい赤色の果皮は鮮やかで、
かたく日持ちに優れます。
甘みと酸味のバランスがとれた
風味の良いいちごです。

あまおとめ
淡い赤色の果皮に果肉は白色です。
ヘタの下が白いまま残ることも多く、
天使の輪っかのようで可愛いです。
果汁多めで頑張ると香りが口に広がります。
冬の寒い時期に甘みが強い印象です。

清香
きれいな赤色の果皮に白い果肉、
細長くシュッとした姿をしています。
酸味が美味しく、甘みを引き立てます。
柑橘が好きな方に好まれそう。
栽培農園も少ない希少な品種です。

その他
試験的に色々な品種を
少しずつ育てています。
ここから今後の主力品種として
活躍できるいちごが選抜されます。
栽培数はごく僅かですが、
もしかしたらいちご狩りや販売で
出会える機会があるかもしれません。

松茂町では唯一のいちご園
「徳島阿波おどり空港の町」松茂町で元気いっぱいのいちごたちを栽培しています。
徳島市と鳴門市の間に位置します。
国道11号線からほどちかい場所にありますが、園内は静かで穏やかな雰囲気です。
松茂町内の方からも「こんな場所が隠れてたんだ」と驚かれることがあります。
旧吉野川に面し、川風が園内を通り抜けます。太陽の光は豊かで、いちごたちを赤く甘くぴかぴかにしてくれます。
野鳥がたびたび遊びにきます。
海が近いため、カモメを見かけることもあります。
セキレイも闊歩しています。
当園スタッフは一度だけ狸を見たことがありました。
空を見上げれば時々飛行機。
車輪がはっきり見えるほどの近さで着陸に向かう姿は迫力があります。
こんな場所に大住いちご園はあります。徳島市や鳴門市からアクセスしやすいですよ。
とくしま安2(安全・安心)GAP農産物優秀認定

徳島県から『とくしま安2(安全・安心)GAP農産物』(とくしまあんあんぎゃっぷのうさんぶつ)の優秀認定を受けています。
「 とくしま安2 GAP農産物」認証制度は、消費者の皆様に安全・安心な徳島県産農産物をお求め頂くために、徳島県が農産物の生産・品質管理体制(農場)を検査し、認定する制度です。
認定に必要な項目は「農薬残留検査」や「作業者の衛生管理」など多岐に渡ります。
認定は、基本と優秀の2段階あり、大住いちご園では「優秀」認定を受けています。
「 食品の安全」はもちろん「環境保全」「労働安全」等に配慮した生産体制でいちご栽培に取り組んでいます。